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Q&A

最近新たに発売になった抗てんかん薬について教えてください

・フェンフルラミン
セロトニン受容体などに作用する抗てんかん薬です。もともとやせ薬として開発された経緯があります。2022年11月にドラベ症候群に対して、2024年3月にレノックス・ガストー症候群に対して、いずれも2歳以上を対象に承認されました。
主な副作用としては、食欲低下・下痢・嘔吐などの消化器症状に加えて、眠気やいらいらなどが出現することがあります。
きわめて稀に心臓弁膜症や肺高血圧症を生じる恐れがありますので、概ね6か月ごとに循環器専門医の診察と検査を受ける必要があります。
・ブリーバラセタム
レベチラセタムとよく似た作用を有しますが、より特異的に作用することで副作用の軽減を期待できる薬です。
成人の焦点てんかん(部分てんかん)を対象に2024年8月末に販売開始となりました(小児適応(16歳未満)は治験中)。併用だけでなく単剤でも使用可能で、経口投与ができない場合の静脈注射用製剤もあります。
2025年7月までは投与日数が14日までに制限されます。