院長挨拶、理念・基本方針

院長挨拶

director  当院は、国立療養所静岡東病院(てんかんセンター)と国立静岡病院が平成13年に組織統合して生まれた、てんかん、神経難病・認知症、重症心身障がいのある患者さんのための病院で、多職種スタッフによるチーム医療で取り組んでいます。

てんかんでは、全国から集まった約25名の医師が専門的医療に取り組み、静岡県てんかん支援拠点病院として地域医療にも努めています。神経難病・認知症では、地域の医療機関や訪問看護ステーションと連携して総合的ケアを行い、静岡県および静岡市の認知症疾患医療センターに指定されています。重症心身障がいは、入所児者約160名のケアに加えて、通所支援と短期入所を実施しております。詳しくは各部門のページをご覧下さい。

良質な包括医療によって患者さん本人と御家族、地域でケアを担当する方、教育や雇用に関係する方など、患者さんの病気にかかわるすべての人に安心を感じていただけることを目標とし、皆様が満足し、過ごし易い状況になることを心より望んでいます。病院で働くスタッフは専門職として最高の力を発揮できるように、日々頑張っております。なにとぞよろしく、お願いいたします。

令和5年4月1日  今井 克美

理念・基本方針

policy

われわれは、
1.病む人の人権を尊重します。
1.安全で安心な医療を提供します。
1.良心的で質の高い医療を提供します。
1.政策医療を推進し、国民のための医療を行います。
1.多職種が連携して包括的な医療を行います。
1.臨床研究を推進し、医学・医療の進歩に貢献します。
1.教育・研修を通して、人材育成に努めます。
1.適切な医療情報を発信し、医療の発展に貢献します。
1.職員が一体となり、健全な病院経営に努めます。

医療は、病いをもつ人と医療を提供する側とが、信頼関係に基づいて協働して作りあげていくものです。医療を受ける人の権利と責務を下のように定め、病いをもつ人の主体的な医療への参加を私たちは支援します。

1.人格を尊重する医療を受けることができます
1.安全で適切な医療を公平に受けることができます
1.充分な説明と情報を受けることができます
1.自らの意思で医療を選択することができます
1.自らの病気に対する情報を得ることができます
1.プライバシーは保護されます
1.医療を受ける人は、医療従事者と協力し、自ら治そうとする努力が求められ、次の責務があります。
健康に関する正確な情報を提供すること
説明を理解し、納得し、合意すること
他の人の医療や病院職員の医療行為に支障を与えないこと