各部門紹介
療育指導室
私たちは、福祉職の立場から、
一人ひとりの人生を全力で支えます!
療育指導室は、医療機関の中で、福祉の専門職として働く部署です。心身に疾病や障がいを持つ方々一人ひとりによりそい、思いを大切にし、自らの持つ能力を最大限に活かしながら、生きていく力を育み、楽しく、安定した生活が送られるよう、発達、日中活動、設定療育、行事等やご家族、地域への支援・指導・相談・連絡・調整等を行っています。
構成員:児童指導員4名、保育士8名
小児てんかん
重症心身障がい
小児てんかん部門
薬剤調整等のために長期間の入院をされる就学前のお子さん、または、てんかんの診断や長時間脳波検査等の短期間の入院をされるお子さんを対象に発達支援・家族支援等を行っています。
1. 発達評価
発達検査を実施し、お子さんの心身の発達状況を理解することで、お子さんに合った適切な支援につなげることを目的にしています。
2. 個別指導 (個別療育)
お子さんの発達状況や行動面に合わせた指導を行い、心身の発達の向上を目指します。ご家族にも同席していただき、ご家庭でできる支援方法をご家族と共有することを目的としています。
3. 集団指導(グループ療育)
知的発達レベルを基に、少人数での指導を実施し、集団参加の中で必要とされる力を身につけていくことを目的としています。月1回の子育てサロンや夏季はプール指導も実施しています。
4. 家族支援
発達評価や指導を基に、子育ての悩みや不安、お子さんへの関わり方を一緒に考えます。また、地域へ戻った際に利用する機関への情報提供もさせていただきます。
重症心身障がい児(者)部門
重症心身障がい児(者)病棟に長期入院されている方たち(乳幼児期から高齢期まで)を対象に、一人ひとりの個性を大切に、その人らしく、楽しい生活をして頂くための支援を行っています。
福祉、教育、心理、保育の視点から、利用者の方への日常生活の援助や生活の質(QOL)の向上を目的に支援を行っています。
1.病棟での療育支援
日中活動
発達面や行動特性、生活上でのニーズ、興味関心等といった様々な状態像を把握し、日常生活がより豊かになることを目的とし、看護師、療養介助専門員と協力しながら実施しています。
行事
院内行事
日常生活に時節や人生の節目の行事を行うことで、季節を感じたり、行事の中で様々な刺激を取り入れ、文化や伝統に触れられることやたくさんの人がいる空気感、盛り上がった雰囲気を感じられることなどを目的として実施しています。
主な行事は、新年を祝う会、成人式、七夕の会、夏まつり、うんどう会、コンサート、クリスマス会、 等。
外出行事
病院から外に出ることで、地域や社会とのふれあいの機会となり、生活空間の拡大に繋げていきます。外でしか味わえない刺激を感じることを目的として実施しています。
行先は、病院近くの公園、動物園、博物館、ショッピングセンター、飲食店 等(感染状況によって異なります)。
2.設定療育(指導)
1人ひとりの力を把握し、機能の維持向上、発達を促していくことや、病棟生活で困っていることの軽減、日常生活の充実化を図ること等を目的に、約1年間継続して、支援(指導)を実施しています。特に、乳幼児については、成長発達期であるため、就学前までは必ず指導を実施しています。
3.個別ケア
”自ら訴えのある方”や、“病棟職員から要望のある方”、“療育職員が療育目線で関わり等を深めたい方”等を対象に、その方の個々に適した遊びや環境を整え、趣味嗜好にあった活動や反応を引き出す等様々なニーズに対応する療育活動を実施しています。実施後は、状態把握した内容やと生活に必要な支援について病棟内で共有しています。
サービス管理部門
入所されている患者さんや在宅で暮らす利用者さんのニーズに合わせ、より質の高いサービス提供が計画的かつ適正に行われるようサービス管理責任者・児童発達支援管理責任者を配置されています。
患者・利用者さんに病院の中で豊かな生活を送っていただく為に、関わるスタッフ(医師・看護師・療養介助専門員・リハビリ・療育)と相談しながら患者・利用者さん一人ひとりに合った個別支援計画を作成、評価しています。
さらに、地域の相談支援事業所や児童相談所、市町の役所等、関係機関と連携を図りながら、より良い生活を実現できるように連絡・調整をしています。
掲載写真につきましては、ご本人もしくはご家族に説明し、同意を頂いております。