てんかん診断確定後、薬物治療、外科治療を行っている病棟です。 てんかんの診断確定を円滑に行うため、長時間脳波検査ができる病室を6床完備しています。 また、てんかん発作の観察・対応には専門的な知識や技術が必要になるため、 研修に参加し、学習した看護師が、患者様の発作対応を行っています。 てんかんの治療は、発作の抑制を目指すだけではありません。 患者様が困っている事を明らかにし、生活の質の向上のための支援を大切にしています。 そのため、脳外科医、精神科医、神経内科医、看護師、臨床心理士、ソーシャルワーカー、リハビリ、薬剤師などの多職種チームによる包括的支援に取り組んでいます。 てんかんの外科治療には、手術の適応について精査する入院、手術のための入院があり、患者様が安心、安全に手術をおこなえるように、丁寧で分かりやすい説明を心がけています。 手術の前には、リハビリ・療育・心理・看護・医師などの多職種により 術前カンファレンスをおこない、手術が円滑にすすみ、 術後の生活が安心で安全に過ごせるように取り組んでいます。 退院後についても、術後3カ月、1年、2年、5年目の短期検査入院をおこない、術後の経過をフォローし、 患者様の不安や困った事についての支援をおこなっています。