新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。
皆様には健やかに新年をお迎えのことと、お慶び申し上げます。
1月2日、恒例の新年サイクリングで東海道を西に下り、片道45Kmの島田市金谷の大井川に行ってきました。
静岡市は周りを山に囲まれ、冬でも風は穏やかです。今年の大河ドラマの主人公家康が晩年を過ごす地に決めたのも、江戸時代には敵の侵入が難しく、暖かであったためかもしれません。
国道1号線は市境を平成トンネルで難なく抜けていきますが、自転車はトンネルを通れないので、丸子から先は宇津ノ谷峠に迂回します。石畳の急坂を自転車を押して登りきるとガス灯の趣が残る明治時代のトンネルに出ます。 岡部宿、藤枝宿、嶋田宿を強風に悩まされながらも通過すると大井川に着きました。
大井川は南アルプスに発し、リニア新幹線で水量減少を心配されている大河です。
大井川を渡り、大井川鐡道の踏切に来ると、賀正マークをつけたSLが出発するところでした。 大井川の河岸段丘の急坂を自転車を押して何とか登りきると牧之原台地のお茶畑に出ました。 風はますます強烈です、見上げると富士山は雲の上に顔を出していて、大井川の流れを見守っているように見えました。
家康の家臣となった山内一豊は掛川城主時代に大井川の治水工事を行ったとされていて、大河ドラマ「功名が辻」で有名な「山内一豊の妻」と、この素晴らしい眺望を眺めたものと思われます。 牧之原台地の整った茶畑を自転車で下り、ロケ地で有名な蓬莱橋へ来ると、観光客でにぎわっていました。