2007-3 中枢性ベンゾジアゼピン受容体SPECTのてんかん焦点診断への有効性

2007年4月12日審議会
申請者 脳外科医長 松田一巳
2007-3 中枢性ベンゾジアゼピン受容体SPECTのてんかん焦点診断への有効性
研究の概要 SPECT では初めての神経受容体イメージである123I-iomazenilを用いたSPECT検査(以下、IMZ SPECT)は、てんかん焦点における抑制系の障害を中枢性ベンゾジアゼピン受容体を指標として画像上に捕らえることを可能にした。特に難治てんかんに対 する外科治療に際し、本法の導入が正確なてんかん焦点の同定と手術予後にどのように寄与しているかを検証するのが本研究の主眼である。てんかん外科手術例 を対象に術後2年を経過して得られた術後成績をもとに、術前のIMZ SPECT所見と手術による切除部位との相関からてんかん焦点同定における有用性ならびにその評価法としての統計解析の意義を検討する。
判定 承認 本報告は承認された。