脳磁図

脳磁図(MEG)検査の適応が拡大しました

脳磁図(MEG:エムイージーもしくはメグと呼んで下さい)検査は頭の表面を出入りしている磁力線(磁場)を測定・解析する検査です。てんかん性異常波が出現したときの磁力線分布を作り出す電流の位置・方向・大きさをコンピュータで計算し、異常波の出現部位(おそらくてんかん焦点)を突き止める! これがMEGです。皮膚の感覚、聴覚、視覚に対する脳の反応を調べることもできます。身体に対する害は全くありませんが、検査中じっとできない場合は薬で眠っていただく必要があります。
従来はてんかんなどの脳外科手術前にのみ保険による検査が認められていましたが、平成24年4月からはてんかん分類・症候群の鑑別診断や治療方針決定目的でも検査可能になりました。測定された磁力線分布が複雑な場合や、検査中に異常波が十分に出現しない場合には、異常波出現部位を特定できない場合もあります。ご希望の患者様は担当医にお気軽にお尋ねください。
(検査室 芳村、今井、仲野)

脳磁図(MEG)検査の休止について(2019年10月1日現在)
 脳磁図(MEG)検査では、脳の活動により発生する磁場を測定・解析するために高感度磁場センサーを用いますが、このセンサーは超低温で冷却し続ける必要があります。その冷却用にヘリウムが必要なのですが、2018年後半以降の世界的なヘリウム生産量減少により日本への輸入量が減少したため、当院への供給もストップし2019年4月から脳磁図(MEG)検査を休止しています。
 脳磁図(MEG)検査は休止していますが、その他の検査(MRI、脳波検査等)の実施により、診断・治療等に影響を及ぼすことはありません。脳磁図(MEG)検査の再開日は未定ですが、検査のご希望がございましたら外来受診時にお気軽に医師にお尋ねください。検査可能な施設をご紹介いたします。